街道の歩き方
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街道歩きの服装その3:冬

真夏も真冬も街道歩きにはあまり適した季節とは言えないかもしれませんが,私は冬は割と好きです。 夏のように汗ダラダラで歩かなくてもいいからです。 工夫次第で快適・・・とまでは言えなくてもそこそこ快適くらいにはなります。

目次

意外と暑い

基本編で少しお話したように,歩き始めるまでは寒くても,歩きだすと意外と暑くなります。

暑いと当然汗をかきます。休憩で止まるとこの汗が冷えます。冬なので一気に冷えます。

こうなると体調を崩す原因にもなるので,できるだけ汗をかかないように,冷えないようにという工夫が必要になります。

工夫の仕方

出発するときはちょっと寒いくらいがいいです。歩いていればちょうどよいくらいになり,汗も余計にかくことはありません。 そして休憩などで止まったときには,すぐにミドルレイヤーやアウターレイヤーなどを着て保温をし,冷えから体を守るようにするとよいです。 出発する時点で暖かいと感じる服装だと,歩いているうちに大汗をかくことが多くよろしくありません。

ですから冬場でもベースレイヤーがかなり大切です。 汗を素早く吸い取って早く乾いてくれるような素材じゃないと冷えが増す一方だからです。 ミドルレイヤーなどと違ってベースレイヤーは暑いからといって簡単に脱ぐとかできませんし。 冬場のベースレイヤーはメリノウールが最強だと思います。

冬のベースレイヤーの例
冬のベースレイヤーの例,周りは雪だが1枚で十分暖かい

末端や首筋はしっかり温める

ただいくら歩けば暑くなるとはいっても手先や耳など風にさらされる部分は寒いです。 そういうところがかじかむと,実際のそれ以上に寒さを感じます。 帽子や手袋などできちんと保温をしましょう。

また首元も寒さを余計に感じてしまう部分なので,ネックウォーマーやマフラーなどで保温をするとよいです。

これらの素材は特にこだわる必要はなく,暖かいものならいいと思います。 暑ければ取ればいいだけなので。

ただ手袋はスマホの画面を操作できるものにしておいた方が良いです。 スマホをいじるたびに手袋をいちいち取るのは地味にイライラします。 またはタッチペンを使うのもありだと思います。

スマホ画面対応手袋の例(モンベル メリノウール グローブタッチ)

その他

サングラス

夏場は日差し対策で必要なサングラスですが,冬場は日差しというよりも風対策です。 ずっと強い風にさらされていると目がシパシパしてきますしホコリも飛び込んできますし。

冬場は軽視されがちな水ですが,地味に汗はかいていますからきちんと水分補給をしましょう。 1時間に○○mlは飲む,などといった決まりを作ったほうがいいと思います。 喉はあまり乾かないのにいつの間にか脱水を起こしていたということがありますので。