街道の歩き方
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街道歩きのルート選択

情報が集まったら,どのルートのどこからどこまでを歩くのか決めましょう。

距離は?

最初は10kmくらいから始めた方がよいです。 10kmが大丈夫なら15kmまたは20km,それも大丈夫なら25km,30km・・・と無理なく距離を伸ばしていきましょう。 そうしないと怪我をする可能性が上がりますし,いきなり40km歩いて死にそうな目に遭うと街道歩きを続ける気力がなくなってしまいます。

また史跡などの観光を重視するか,歩きを重視するかでも歩ける距離は変わってきます。 観光重視だと1日20kmくらいが限界じゃないかと思います。 歩き重視の場合は40kmはいけます。

さらに季節によっても歩ける距離は違います。 交通事故防止のことなどを考えると,街道歩きは原則日中にするべきです。 予定がずれてしまったときは仕方ないとは思いますが・・・

冬は昼間が短いですからあまり歩けませんし,夏はその逆で体力が許せば距離が伸ばせます。 ですから日の出日の入り時刻も調べておきましょう。 地元の感覚で遠方へ行くと日の出日の入りが随分違って戸惑うことがよくあります。

距離だけではなく標高も考えよう

また距離だけではなく,標高差のことも考えておいたほうがよいです。 当たり前ですけど登りがあると遅くなります。 平地での速度でそのまま考えると予定よりもかなり遅れてしまうということになってしまいます。

当サイトで紹介しているルートについては,標高差を考慮した所要時間がわかりますのでそれを利用してください。

自分でルートを作る場合は,カシミール3Dを使うと良いです。 このソフトを使ってルートを作成すると距離や累積標高が出るだけではなく,標高に応じた所要時間も分かるので計画を立てる時にとても便利です。

街道歩きの地図その5:カシミール3Dの使い方

日帰り?宿泊あり?

日帰りなのか宿泊ありなのかでもルート選定は変わってきます。 場所によっては宿泊施設がまったくないところもありますので,一日の終りがそういったところにならないように工夫しないといけないでしょう。

アクセス

遠方の街道を歩こうとする場合は,行き帰りのアクセスもよく考えておきましょう。 これも場所によっては1本電車を逃すと数時間来ないとかいうところもありますから,よく考えておかないといけません。 特に帰りです。ヘトヘトになって目的地にたどり着いたのはいいけれど,そこで数時間待ちとかなったら悲惨です。 冬場でそういう状況を想像したくない・・・