街道歩きの見どころはあらかじめ調べておこう
街道を歩いていると,さまざまな史跡などがあります。 そういった見どころを楽しむためのコツについて説明します。
事前にある程度調べておく
街道にある史跡などの中には,案内板も何もなく事前知識がないとスルーしてしまうことがあります。 また案内板がある場合でも見つけにくいことがよくあります。 特にマイナーな街道になればなるほどそうです。
ですから事前に当サイトのルート情報などで自分が歩くルート上にはどんな見どころがあるのか調べておいた方が,街道歩きをより楽しめます。 また街道上の施設や宿場の施設など街道の基礎知識があるとより街道歩きが楽しめると思います。 卯建とか蔀戸など古い建物の特徴なども知っておくとさらに楽しめるでしょう。
見どころの例
宿場
宿場には場所によっては本陣や旧家などが現存しています。 また宿場には今でも利用できる宿とか茶店が現存していることがあります。 そういったものはがあればぜひ利用しましょう。
また古い町並みや鍵型道路(枡型)や鋸歯状の町並みなどといった道路の特徴などについては多くの場合案内板がありません。でも予備知識があれば,そういったものも楽しむことができます。
宿場の詳細はこちらを参照。→宿場とは
関所
関所が史跡として整備されているところは箱根の関所や新居の関所などかなり少ないので,そういうところへ行ったらぜひ堪能しましょう。関所の詳細はこちらを参照。→関所とは
一里塚
一里塚跡の碑は割とたくさんあるのですが,一里塚そのものが残っていることはあまりありません。出くわしたらラッキーと思ってよいです。 一里塚の詳細はこちらを参照。→一里塚とは
並木道
並木道についても現存しているものは多くありません。特に松の場合,樹齢や松食い虫で枯死することも多く今もどんどん数を減らしていっています。今のうちに見ておきましょう。並木道の詳細はこちらを参照。→並木道とは
寺社仏閣
私はどちらかというとスルーしてしまいがちな寺社仏閣なのですが,街道上にはたくさんあります。 例えば宿や市場の中心にあった恵比須社を宿場ごとに探したり,弘法大師ゆかりの寺社の踏破などといったことをすれば面白いかもしれません。
歴史上の人
当サイトで主に扱っている江戸時代の街道は,当然江戸時代の著名な人物も歩いている道路です。 そうした人物の足取りを追ってみるのも面白そうです。 旧山陽道だと吉田松陰や維新の志士とか。
また人だけじゃなくて長崎から江戸を旅した象の道のりをたどるとかも楽しそうです。
広南従四位白象 -Wikipediaまとめ
一般的な見どころをいくつか挙げてみましたが,人によって重視するところはさまざまなので,自分が楽しめる見どころを楽しんでください。