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東海道:新居~豊橋のルート情報

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基本データ

注:(西)は東京→京都方面,(東)は京都→東京方面を表す
距離 22.7km
累積標高(西) +208m,-206m
所要時間(4km/h) 6時間00分(西/東)
東海道:新居~豊橋間標高グラフ

この区間の宿場

新居あらい宿 東海道に設けられた二大関所の一つ,新居関所がある宿場。白須賀宿と同様に地震や津波の被害をたびたびうけ2回移転している。現存する面番所も嘉永7年(1854)に地震で倒壊したために安政5年(1858)までに再建されたもの。今切の渡しを控えた宿場で賑わった。渡しの新居宿側は新居関所構内が船着き場だった。
白須賀しらすか宿 当初は海辺に位置していたが宝永4年(1707)の大津波で被害を受けて高台の現在地に移転した。
二川ふたがわ宿 二川駅東方。当初は二川村と大岩村に分かれて1つの宿として運用していたが不便なので現在地に集約し,大岩村は二川宿の加宿となった。小規模な宿場だったが,本陣・旅籠・商家など貴重な建物が多く残っており,資料館も充実しているため大変見応えのある宿場。
吉田よしだ宿 現在の豊橋市内で明治になってから豊橋に改名された。吉田城の城下町,港町としても栄えた。田原街道、別所街道との分岐点でもあった。遊郭(飯盛旅籠)が多い宿場としても有名。空襲により古い建物はあまり残っていない。

見どころなど

新居関所 面番所は安政5年(1858)に建てられたもので現存する関所としては全国唯一のもの。今切渡船場の石垣・護岸のほか関所入口の枡形広場の土塁柵,高札場,女改之長屋や大御門が復元されている。入館410円(紀伊国屋資料館との共通券),月曜休館。
紀伊国屋資料館 新居宿にあった紀州藩の御用宿だった旅籠お七里役所を兼ねていた。戦後に廃業するまで旅館業を営んでいた。建物は明治初めに建てられたものを修復復元。当時はうなぎの蒲焼が名物だった。入館410円(新居関所との共通券),月曜休館。
おんやど白須賀 白須賀宿のことを学べる施設。入館無料,月曜休館。
高札建場跡の石碑(猿ヶ馬場この辺り) 茶屋のおばあさんが猿に似ていたので猿ヶ馬場と呼ばれていた。柏餅が名物だった。浮世絵「東海道五十三次 二川」にも描かれているほか、「東海道中膝栗毛」にも登場している。
二川宿本陣資料館 二川宿のことを学べる資料館のほか,本陣と旅籠が改修復元されている。入館400円,月曜休館。
商家「駒屋」 二川宿内,江戸時代に建てられた商家が見学できる。月曜休館。
菜飯田楽 きく宗 吉田宿内。文政年間創業,「菜飯田楽」が名物。水曜定休。

難所

新居宿~白須賀宿間 休憩・補給ポイントが少ない。

アクセス・エスケープルート

手段 日中の本数
JR東海道本線 新居町,二川,豊橋 豊富
豊橋鉄道東田本線 駅前~東八町 豊富
湖西市コーちゃんバス おんやど白須賀,境宿公会堂など 本数が限られるので事前に確認を
JR東海道新幹線 豊橋 1時間に2~3本

その他メモ

新居宿と二川宿が大変に見応えがありますので,見学時間を多めに見積もっておいたほうがいいかも。 一方で新居宿~白須賀宿間は補給・休憩ポイントが少なそうなので注意,また新居宿~二川宿はエスケープが難しそう。