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旧山陽道(西国街道)のルート情報

最終更新日:2024-10-25 21:27:35 ※ 街道ルート情報の見方はこちら
旧山陽道(西国街道):全体標高グラフ
旧山陽道(西国街道)全体の標高グラフです。

ルート情報

※主要駅や約20kmごとの鉄道駅などで区切ってあります
区間 宿場など
大阪~西宮
西宮~三宮 西宮宿
三宮~西明石 兵庫宿,大蔵谷宿
西明石~加古川 大久保宿
加古川~姫路 加古川宿,御着宿
姫路~相生 姫路城下,鵤宿,正條宿,片島宿
相生~三石 有年宿
三石~香登 三石宿,片上宿
香登~岡山 藤井宿,岡山城下
岡山~清音 板倉宿
清音~小田 川辺宿,矢掛宿
小田~神辺 今市宿,七日市宿,高屋宿,神辺宿
神辺~松永
松永~三原 今津宿,尾道宿,三原城下
三原~本郷
本郷~西条 本郷宿,四日市宿
西条~瀬野
瀬野~広島 海田市宿
広島~廿日市 広島城下,廿日市宿
廿日市~玖波 玖波宿
玖波~新岩国 御庄宿,関戸宿
新岩国~米川 玖珂宿,高森宿
米川~徳山 今市宿,呼坂宿,久保市宿,花岡宿,久米宿,遠石宿
徳山~防府 徳山城下,富田宿,福川宿,富海宿,浮野宿,宮市宿
防府~新山口 岩渕宿,大道宿,小郡宿
新山口~厚狭 山中宿,船木宿,厚狭宿
厚狭~小月 吉田宿,小月宿
小月~下関 長府城下,赤間関宿

旧山陽道(西国街道)の概要

山陽道は古代は都と大宰府を結ぶ最重要の街道でしたが,近世では江戸から離れてしまっているため五街道に準ずる脇街道となってしまいました。 しかし西国大名の参勤交代路で,長崎と江戸とのルートであるなど重要な街道であることには変わりはありませんでした。 一方でやはり東海道などと比べると見劣りがするのも事実です。 例えば宿場にしても「東海道五十三次」のように宿場が大規模でなくはっきりとしていません。 上記リストのものは主な宿場で,この他にも宿泊施設のない半宿や,半宿にしては大きいけれど本宿ではなさそう・・・などといったものがたくさんあるので正直どこまでリストアップすべきなのか大いに迷うところです。 また街道の呼び名についても「これでもか!」というくらいたくさんあります。 中国路というのが幕府の正式名称のようですが,この他にも山陽道,中国街道(中国海道),西国街道(西国往還),筑紫往還など。 地方から視点の名称として上方往還,江戸往還といったものもあります。 ちなみに私の住んでいる広島では「山陽道,西国街道」あたりが使われることが多いです。 そんなですから始点と終点についても諸説あり,幕府的には東海道の続きということで大阪~下関間を指すようですが,古代山陽道にならって京都~下関とすることもあります。 当サイトでは大阪~下関ルートを取り扱っています。 また山陽道というと現在では山陽自動車道を指すことが一般的であるため,当サイトでは「旧山陽道」と書いています。

ルートおよび全体的な参考資料

  1. 竹内誠『 日本の街道ハンドブック 』三省堂,1993年
  2. 河出書房新社・東京カートグラフィック WEB版デジタル伊能図
  3. 岸井良衛『 新修 五街道細見 』青蛙社,1959年
  4. 街道歩き旅.com:山陽(中国)街道歩き旅
  5. 兵庫県教育委員会『 歴史の道調査報告書 第二集 山陽道(西国街道) 』,1992年
  6. 「おかやま歴史の道」さんぽ(岡山県)
  7. 中国新聞社編『 山陽路四十八次 』新人物往来社,2004年
  8. 西国街道に関係するマップのご紹介(広島市)
  9. 財団法人広島市歴史科学教育事業団『 古路・古道調査報告 』広島市教育委員会,1992年
  10. おおたけ歴史探訪~西国街道を訪ねて~
  11. 橘川真一『 播磨の街道 『中国行程記』を歩く 』神戸新聞総合出版センター,2004年
  12. 小島光治『 夢街道を歩く 山陽道(西国街道)・広島県版 』U・エンタープライズ,2006年
  13. 梶原晃司『 ひげの梶さんと西国街道を歩こう!広島県内コース(ひげの梶さん歴史文学探歩シリーズ) 』南々社,2003年
  14. 山口県文化財愛護協会『 歴史の道調査報告書 山陽道 』,1983年