街道の歩き方
  1. トップ
  2. コラム
  3. 歴史の道100選

歴史の道100選

文化庁が選定した歴史の道100選というものがあり、歴史的・文化的な由緒がある古道・交通関係遺跡が選ばれています。100選とありますが、100以上あります。上記リンクへ飛んでもらえればわかると思うのですが、どの部分が選定されているのかわかりにくいのが欠点です。
そのため、ある程度わかりやすくまとめていこうと思っています。

※1行目をクリックすると各項目で並び替えができます。

番号枝番名称見どころ
1 福山街道(北海道上ノ国町)
2 1 奥州街道―長坂・高山越(青森県三戸町・南部町・五戸町) 標高差が約200mあり険しい。
2 2 奥州街道―蓑ヶ坂(青森県三戸町) 標高差が約100mある。頂上付近の駕籠立場からの見晴らしは非常によい。頂上付近には吉田松陰ゆかりの石碑や一里塚もある。
2 3 奥州街道―浪打峠(岩手県一戸町) 標高差が約150mある難所。頂上付近には、浪打峠一里塚や国指定天然記念物の交叉層などもある。峠を少し下ったところには今も水が湧く山下清水があり、明治天皇の野点にも使われたそう。
2 4 奥州街道―ヨノ坂越(岩手町) 御堂・馬羽松一里塚、中山一里塚など一里塚が現存している。沢沿いのため足元が悪い箇所があるため注意が必要。
3 羽州街道―矢立峠越(青森県平川市,秋田県大館市) 当時の峠には矢立杉という大きな杉があり、これが峠名の由来にもなった。イサベラ・バードは矢立峠を絶賛しているが、当時の峠が実際にどこの地点であったのかは現在では判然としない。
4 鹿角・南部街道―梨ノ木峠越・車之走り峠越(岩手県八幡平市,秋田県鹿角市)
5 生保内・雫石街道―国見峠越(岩手県雫石町,秋田県仙北市)
6 北国街道―三崎山越(秋田県にかほ市,山形県遊佐町)
7 出羽・仙台街道―中山峠・山刀伐峠越(宮城県大崎市,山形県最上町・尾花沢市)
8 陸奥上街道(宮城県大崎市)
9 羽州街道―金山峠越(宮城県七ヶ宿町,山形県上山市)
10 貞山堀運河(宮城県仙台湾沿いの岩沼市~石巻市)
11 米沢・福島街道―板谷峠越(山形県米沢市,福島県福島市)
12 万世大路―栗子峠越(山形県米沢市,福島県福島市)
13 越後・米沢街道―黒沢峠・大里峠・鷹ノ巣峠越(山形県小国町,新潟県関川村)
14 出羽三山登拝道(山形県鶴岡市)
15 佐渡路―会津街道・鳥井峠・車峠・束松峠・滝沢峠越(福島県西会津町・会津坂下町・会津若松市)
16 八十里越(福島県只見町,新潟県魚沼市・三条市)
17 下野街道(会津中街道・会津西街道)(福島県南会津町・下郷町・会津美里町,栃木県那須塩原市・日光市)
18 陸前浜街道―十王坂越(茨城県日立市)
19 日光杉並木街道(栃木県日光市)
20 1 佐渡路―三国街道(とび坂峠)
20 2 佐渡路―三国街道(栃原峠)
20 3 佐渡路―三国街道(二居峠)
20 4 佐渡路―三国街道(三国峠)
21 清水越街道(群馬県みなかみ町,新潟県南魚沼市)
22 1 中山道―碓氷峠越(群馬県安中市,長野県軽井沢町)1 坂本宿以西から軽井沢宿までに多くの文化財が残る。
22 2 中山道―碓氷峠越(群馬県安中市,長野県軽井沢町)2 軽井沢宿・沓掛宿・追分宿は「浅間根腰の三宿」と呼ばれる交通の要所だった。
23 下仁田街道(群馬県下仁田町・南牧村)
24 鎌倉街道―上道(埼玉県小川町・寄居町・毛呂山町)
25 見沼通船堀(埼玉県さいたま市)
26 鎌倉街道―上総路(千葉県袖ヶ浦市・市原市)
27 浜街道―鑓水峠越(東京都八王子市)
28 1 東海道―箱根旧街道(神奈川県箱根町) 石畳や杉並木が多く残る。また箱根宿には箱根関所が復元されている。
28 2 東海道―西坂(静岡県函南町・三島市) 石畳や一里塚などが多く残る。
28 3 宇津ノ谷峠越(静岡市・藤枝市) 宇津ノ谷峠は平安時代に成立した伊勢物語にも記されている名所。江戸時代の街道は豊臣秀吉による小田原攻めの際に拡幅整備された。
29 鎌倉街道―七口切通(神奈川県鎌倉市・横浜市・逗子市)
30 松之山街道(新潟県上越市・十日町市)
31 松本・千国街道及び東回り古道(新潟県糸魚川市,長野県小谷村・白馬村・大町市・松本市)
32 北陸道―倶利伽羅峠越(富山県小矢部市,石川県津幡町)
33 臼ヶ峰往来(富山県氷見市,石川県宝達志水町)
34 石動山道(富山県氷見市,石川県中能登町)
35 白山禅定道(石川県白山市,福井県勝山市,岐阜県郡上市)
36 北陸道―木ノ芽峠越・湯尾峠越(福井県敦賀市・南越前町)
37 富士吉田口登山道(山梨県富士吉田市)
38 鎌倉街道―御坂路(山梨県笛吹市・富士河口湖町)
39 棒道(山梨県北杜市)
40 1 中山道―信濃路(長野県立科町・長和町・塩尻市・木祖村・南木曽町,岐阜県中津川市)1 笠取峠には1602年に植えた赤松が現在も残っている。長久保宿や和田宿の古い町並みも見応えがある。
40 2 中山道―信濃路(長野県立科町・長和町・塩尻市・木祖村・南木曽町,岐阜県中津川市)2 唐沢一里塚・広原の一里塚など保存状態が良好な一里塚が現存している。
40 3 中山道―信濃路(長野県立科町・長和町・塩尻市・木祖村・南木曽町,岐阜県中津川市)3 奈良井宿には古い町並みが大変よく残されている。
40 4 中山道―信濃路(長野県立科町・長和町・塩尻市・木祖村・南木曽町,岐阜県中津川市)4 妻籠宿~馬籠峠間は妻籠宿重要伝統的建造物群保存地区で、自然景観も併せて保存されている。
41 野麦道(長野県松本市)
42 1 中山道―東美濃路(岐阜県中津川市・恵那市・瑞浪市)1 西行塚~三城峠は、槇ヶ根一里塚と紅坂一里塚は両塚が現存している。 大湫宿~細久手宿は「木曽路名所図会」に描かれた母衣岩や烏帽子岩などが残されている。
42 2 中山道―東美濃路(岐阜県御嵩町)2
43 東海道―小夜の中山道・金谷坂・大井川川越遺跡(静岡県掛川市・島田市) 小夜の中山は古代から古今集などで歌枕として詠まれている。大井川川越遺跡には川会所などの施設跡が残る。
44 本坂通(静岡県浜松市,愛知県豊橋市・豊川市)
45 下田街道―天城越(静岡県河津町)
46 東海道―鈴鹿峠越(三重県亀山市,滋賀県甲賀市) 関宿は古い町並みがよく残っている。また坂下宿から鈴鹿峠までの間には石畳の敷設された箇所もある。
47 伊勢本街道―飼坂峠越(御杖村・曽爾村・榛原町・桜井市・宇陀市)
48 1 熊野参詣道―伊勢路(三重県多気町・大紀町・紀北町・尾鷲市・熊野市・御浜町・紀宝町,和歌山県新宮市・田辺市)
48 2 ―紀伊路(和歌山県広川町・日高町・海南市・有田市・湯浅町・御坊市・印南町・みなべ町)
48 3 ―中辺路(和歌山県那智勝浦町・新宮市・田辺市・上富田町)
48 4 ―小栗街道(和歌山県田辺市)
48 5 ―大辺路(和歌山県那智勝浦町・串本町・すさみ町・白浜町)
48 6 ―小辺路(和歌山県田辺市)
49 宮津街道―今普甲道・元普甲道(京都府宮津市・福知山市)
50 山陰道―細野峠越(京都府福知山市)
51 竹内街道(大阪府太子町)
52 山陰道―蒲生峠越(兵庫県新温泉町,鳥取県岩美町) 豊臣秀吉の因幡侵攻にも利用された峠。一部には石畳も残る。
53 柳生街道(奈良県奈良市)
54 1 高野山参詣道―町石道(和歌山県九度山町・かつらぎ町・高野町)
54 2 ―黒河道(和歌山県橋本市・九度山町・高野町)
54 3 ―京大坂道(和歌山県高野町)
54 4 ―槇尾道(和歌山県九度山町・高野町)
54 5 ―三谷坂(和歌山県かつらぎ町)
54 6 ―西国街道(麻生津道)(和歌山県かつらぎ町・紀の川市・高野町)
54 7 ―大峰道(和歌山県高野町)
54 8 ―女人道(和歌山県高野町)
54 9 ―小辺路(和歌山県高野町)
54 10 ―相ノ浦道(和歌山県高野町)
54 11 ―有田龍神道(和歌山県高野町・かつらぎ町)
55 1 大山道―川床道(鳥取県大山町・琴浦町・倉吉市)
55 2 ―横手道(鳥取県大山町,岡山県真庭市)
55 3 ―坊領道(鳥取県大山町)
56 智頭往来―志戸坂峠越(鳥取県智頭町,岡山県西粟倉村)
57 1 石見銀山街道―降路坂道(島根県温泉津町・大田市) 降路坂道は江戸時代以前に銀の輸送に使われていた。石段や石畳道が残されている。
57 2 -やなしお道(島根県美郷町) 全長約7km。名前の由来は、多くの塩を運んだことにちなむ「八名塩」。文献での初出は天正9年(1354)だが、南北朝時代にはすでに使われていたらしい。戦国時代には毛利氏の石見への侵攻路としても使われた。 やなしお道沿いは銀の精錬に使用する木炭生産地で、現在もコナラが主体の山林となっている。 険しさを軽減するための土橋や九十九折りなど、道が整備された跡が確認できる。
58 広瀬・清水街道(島根県安来市) 広瀬清水街道は広瀬藩の参勤交代ルートとして整備され、沿道の清水神社などへの参詣路としても利用された。当時の雰囲気がよく残されている。
59 1 山陽道―大山峠越(広島県東広島市・広島市) 土砂災害の影響で当時の面影が残されている箇所はわずか。
59 2 山陽道―玖波(廿日市市・大竹市)1
59 3 山陽道―玖波(廿日市市・大竹市)2
60 1 萩往還(山口県萩市・山口市・防府市)1 悴坂一里塚跡や一升谷の石畳など街道の遺構がよく残されている。
60 2 萩往還(山口県萩市・山口市・防府市)2 一の坂付近は石畳など当時の面影をよく留めている。
60 3 萩往還(山口県萩市・山口市・防府市)3 三田尻には御茶屋が残っており見学も可能。
61 赤間関街道―中道筋・雲雀峠越(山口県美祢市) 秋吉宿~明木宿にかけて石畳が現存しているなど旧状をよくとどめている
62 讃岐街道―大坂峠越(徳島県板野町,香川県東かがわ市)
63 土佐北街道―笹ヶ峰越(愛媛県四国中央市,高知県大豊町)
64 檮原街道―韮ヶ峠越・九十九曲峠越(愛媛県内子町・大洲市・西予市,高知県檮原町)
65 野根山街道(高知県奈半利町・北川村)
66 長崎街道―冷水峠越(福岡県飯塚市・筑紫野市) 冷水峠から内野宿への旧道は石畳などがよく残されている。また、山家宿には西構口が今も残っている。
67 肥前・筑前街道―脊振坂越(福岡県那珂川市,佐賀県吉野ヶ里町)
68 太閤道―唐津街道(佐賀県唐津市)
69 1 長崎街道―日見峠越(長崎県長崎市)
69 2 長崎街道―井樋尾峠越(長崎県諫早市)
69 3 長崎街道―多良通(多良海道)(佐賀県太良町,長崎県諫早市・大村市)
70 豊後・肥後街道―鶴崎路(熊本県阿蘇市・産山村,大分県大分市)
71 豊前街道―小倉路(熊本県山鹿市・和水町・南関町)
72 薩摩・肥後街道(熊本県水俣市,鹿児島県出水市)
73 菊池川水運(熊本県玉名市)
74 日田・中津街道(大分県日田市)
75 日田・竹田街道(大分県日田市)
76 飫肥街道(宮崎県日南市)
77 東目筋・大口筋(鹿児島県鹿児島市・姶良市)
78 国頭・中頭方西海道(沖縄県那覇市・浦添市・恩納村)
79 様似山道・猿留山道(北海道様似町・えりも町)
80 久慈・野田街道(岩手県野田村・久慈市・葛巻町)
81 浜街道(岩手県田野畑村・大槌町・釜石市・大船渡市・陸前高田市)
82 仙北街道(岩手県奥州市,秋田県東成瀬村)
83 陸奥上街道(岩手県一関市)
84 会津・米沢街道―桧原峠越(福島県北塩原村)
85 白河・会津街道(福島県会津若松市・郡山市・須賀川市・天栄村・白河市)
86 南郷道(茨城県常陸大宮市)
87 利根運河(千葉県野田市・流山市・柏市)
88 西五十里道・鶴子道(新潟県佐渡市)
89 会津街道―六十里越(新潟県魚沼市)
90 田近越・小原越・二俣越(朴坂越・三ノ坂越)(富山県小矢部市・南砺市,石川県津幡町・金沢市)
91 青梅街道(山梨県甲州市)
92 甲州街道―笹子峠越(山梨県大月市・甲州市) 標高差が500mあり難所でもあるが、矢立の杉などの見どころもある。
93 みのぶ道(山梨県身延町・早川町・南部町,静岡県富士市・静岡市)
94 戸隠道(長野県長野市)
95 北国脇往還(善光寺道)(長野県長野市・千曲市・麻績村・筑北村・松本市・塩尻市)
96 信州飯田街道(愛知県瀬戸市)
97 保津川水運(京都府京都市・亀岡市)
98 山陰道―唐櫃越・老ノ坂(京都府京都市・亀岡市) 本能寺の変の際に明智光秀の軍勢も通ったと思われる峠
99 葛城修験の道(和歌山県橋本市・かつらぎ町・紀の川市・岩出市・和歌山市)
100 古座街道(和歌山県古座川町・すさみ町・白浜町・上富田町)
101 山陰道―鎌手峠越・徳城峠越・野坂峠越(島根県益田市・津和野町)
102 岩国往来(山口県岩国市)
103 1 四国遍路道―阿波遍路道(徳島県勝浦町・阿南市・徳島市・小松島市・吉野川市・神山町・三好市・ 板野町・美波町・牟岐町・海陽町)
103 2 ―土佐遍路道(高知県土佐市・高知市・宿毛市・土佐清水市・大月町・東洋町)
103 3 ―伊予遍路道(愛媛県愛南町・宇和島市・西予市・大洲市・内子町・久万高原町・松山市・今治市・西条市・四国中央市)
103 4 ―讃岐遍路道(香川県観音寺市・坂出市・高松市)
104 八幡浜街道―夜昼峠越・笠置峠越・三机往還道(愛媛県大洲市・西予市・八幡浜市・伊方町)
105 土佐 塩の道(高知県香美市)
106 堀川(福岡県北九州市・中間市・水巻町)
107 秋月街道(福岡県嘉麻市・朝倉市)
108 筑後川水運(福岡県大川市,佐賀県佐賀市)
109 日向往還(熊本県山都町・御船町)
110 緑川水運(熊本県山都町・美里町・甲佐町・熊本市・宇土市)
111 六郷満山の峯入りの道(大分県宇佐市・豊後高田市・国東市)
112 日向道―三国峠越(大分県豊後大野市・佐伯市)
113 薩摩街道―東目筋(宮崎県都城市・宮崎市)
114 中城ハンタ道(沖縄県中城村)